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JA関連用語解説
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ICT(あいしーてぃー)
- 情報・通信に関する技術の総称。従来から使われている「IT(Information Technology)」に代わる言葉として使われている。
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青色申告
- 青色申告とは、複式簿記の手法に基づいて帳簿を記載し、その記帳から正しい所得や所得税及び法人税を計算して申告することである。
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後作(あとさく)
- 作物を収穫した後の田畑に他の作物を栽培すること。また、その作物。⇔前作
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アメダス
- 国土交通省気象庁が管理する降水量、風向・風速、気温、日照時間、積雪深を自動で観測する地域気象観測システムのこと。
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RTK補正(あーるてぃーけーほせい)
- 既知点からの補正観測情報を携帯電話や無線を利用して移動局に送信し、移動局の位置をリアルタイムで測定する方法。最大誤差は数cm。誤差が少ないため、播種作業等精度を必要とする作業でも自動操舵が可能となる。岩見沢市行政区には現在既知点(基地局)が3基ある。
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暗渠排水(あんきょはいすい)
- 圃場の地下に導水管を埋設し、地下停留水を排除すること。深さ60~120cmに吸水管(塩化ビニル管、ポリエチレン管に数mmの穴をあけたもの)を埋め、ここから吸水渠、水閘(すいこう)、集水渠を経て排水路へ排水する。地下冷水を排除して地温を高め、施肥効果をあげ、作物の収量、品質を向上させるほか、特に水田への畑作物の導入にあたり大事な排水手段となっている。
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YES!Clean(いえす!くりーん)
- 化学肥料や化学合成農薬の使用を削減して生産することを目的に、化学肥料の使用量や有効成分使用回数の対象となる化学合成農薬の使用回数を削減する等、別に定める「北のクリーン農産物表示制度生産集団登録基準」に適合して北海道内で生産された農産物。
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育苗(いくびょう)
- 水稲や野菜などで、農地の一部、あるいは別な場所で播種(種まき)し、移植できる大きさまで育てること。
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移植
- 育てた苗を苗床や本圃に植えること。通常、播種床から苗床に植えることを仮植または移植、苗床から本圃に植えることを定植という。
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受託販売
- JAが、農業者からの委託を受けて農産物を販売する方式。(委託販売=農業者がJAに農産物の販売を委託すること)
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一季成り(いっきなり)
- いちごで収穫期が一時期に集中する性質。【対】四季成り=いちごで収穫期が長期間に分散する性質。
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遺伝子組換え
- 生物の細胞から有用な性質を持つ遺伝子を取り出し、植物などの細胞の遺伝子に組み込み、新しい性質をもたせることを遺伝子組換えといいます。日本で安全性が確認され、販売・流通が認められているのは、食品8作物。(大豆・じゃがいも・なたね・とうもろこし・わた・てんさい・アルファルファ・パパイヤ)
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1畝(いっせ)・1反(いったん)・1町(いっちょう)
- 土地の面積単位。1畝が10m×10m=100㎡で1a(いちあーる)と同じ。1反は1、000㎡で10a。1町は10、000㎡(わかり易いイメージで100m×100m)で100a。農業現場では主に「反当たり」を基準にすることが多い。
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稲WCS(いねほーるくろっぷさいれーじ)
- 稲の子実が熟するころに、子実と茎葉を一体的に収穫・密封し、嫌気的条件のもとで発酵させた貯蔵飼料をいう。その生産は、近年、作物が作付けされていない水田の有効活用と飼料自給率の向上に資する飼料生産の形態として注目されている。
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EPA(いーぴーえー)
- EPAは日本が提唱する協定で、外国との間において、貿易の自由化のみならず経済関係全般の広い分野にわたり連携を強化することを目的とした協定。
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インターネットバンキング
- 銀行などの店舗網を使わずに、インターネットを通じて振込み、振替え、クレジットカードの決済、残高照会、小口ローンの借入れなどの個人や法人向け金融サービスを提供する仕組み。
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畝幅(うねはば)
- 畑に作物を植え付けるために間隔を置いて土を盛り上げた帯状の部分を畝といい、隣の畝をの距離を畝幅をいう。 【対】株間=畝に沿った隣の作物との距離。
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営農計画書
- 一般企業の事業計画にあたるもので、経営理念と過去の経営・営農技術水準実績を踏まえ、本年の営農指針を取り入れ家族と共に十分な話し合いの元、1年間の営農と生活の計画を樹立するものです。
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腋芽(えきが)・脇芽(わきめ)・側芽(そくが)ともいう。
- 葉の付け根にできる芽をいう。【類】脇芽(わきめ)・側芽(そくが)
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Aコープ
- (Aコープ、A-COOP)は、農業協同組合の購買部門(生活事業)の一つ。スーパーマーケットとほぼ同じ事業形態。
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エコファーマー
- 「持続性の高い農業生産方式の導入の促進に関する法律」に基づき、都道府県知事から、たい肥等による土づくりと化学肥料や化学合成農薬の使用の低減を一体的に行う農業生産方式を導入する計画について認定を受けた農業者。
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SGS(そふとぐれいんさいれーじ)
- 収穫した飼料用米(生籾米)を乾燥させずに、そのまま粉砕処理し、フレコンなどに密封保存してサイレージ化(乳酸発酵)したもの。
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SBS米<売買同時契約>
- 海外より輸入されるミニマムアクセス米の中で、SBS方式(輸入業者と国内の実需者がペアで国の入札に参加する形式)で輸入されるお米。一般方式は、輸入業者と国の契約となっているが、SBS方式は実需者も含めた契約のため実質的な直接取引になり、より輸入米の適正な市場評価が得られる。
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FTA(えふてぃーえー)
- Free Trade Agreementの略称。二国間など複数の国や地域の間で、貿易・投資の自由化や人的交流の拡大など経済関係の緊密化・円滑化を目的に結ぶ国際協定。自由貿易協定。
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F1(えふわん)
- 品種に関する用語で固定種とF1種(First Filial Generation)の2種類があります。F1種は「雑種一代」を意味します。雑種一代とは、交配によって作られた新品種の一代目ということです。今日品種改良されてできた新品種のほとんどが、F1であるといわれます。
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MA米(みにまむあくせすまい)
- 日本はコメの輸入に数百%の関税をかけて国産米生産を保護する代わり、最低限の輸入機会(ミニマム・アクセス)を提供することになっている。その枠として輸入しているのがMA米。
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温床資材/温材(おんしょうしざい/おんざい)
- ビニールハウスなど、作物周辺の温度や水量を制御し、生育促進するもの。
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塊茎単位栽培(かいけいたんいさいばい)
- 種子用ばれいしょの栽培法で、1つの種イモから切り分けた切片を連続して播種する方式である。
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買取販売
- 受託販売(委託販売)とは異なり、JAが農産物を買取り、販売する方法。
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花芽分化(かがぶんか)
- 栄養生長から生殖生長へと移行する最初の過程で内的条件と外的条件の両方が満たされたとき、花芽が形成される花成現象。
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化成肥料(かせいひりょう)
- チッソ、リン酸、カリなどの肥料成分を化学的に合成して作った肥料のこと。化成肥料には、効果が早くあらわれる速効性肥料とゆっくり長く効く緩効性肥料がある。
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家族経営協定
- 家族で営農を行っている農業経営において、家族間の話合いを基に経営計画や、各世帯員の役割、就業条件等を文書にして取り決めたものをいう。家族農業経営においても、効率的・安定的な経営を目指すためには、経営に携わる構成員の役割、就業条件等の明確化を図っていくことが重要である。この協定により、女性や後継者等の農業に従事する世帯員の役割が明確化され、農業者年金制度等の助成対象となるほか、認定農業者制度の共同申請の活用等が可能となる。
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活着(かっちゃく)
- 植え付けた苗や挿し木、移植をした植物が充分に根付いて生育すること。
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カルチベーター
- トラクターや管理機に装着して使うが、PTО(動力)は使わない。弾力のある細いタイン(針金)や回転式の除草輪、カゴ車輪、爪、ディスクなどさまざまな形状のパーツを複数組み合わせ、「土をほぐす」「砕土する」「土を動かす」「土を寄せる」「雑草を引っ掛けて抜く」などいくつもの作業を同時にこなすことで、高い除草効果を発揮する。
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環境保全型農業
- 環境保全型農業とは「農業の持つ物質循環機能を生かし、生産性との調和などに留意しつつ、土づくり等を通じて化学肥料、農薬の使用等による環境負荷の軽減に配慮した持続的な農業」です。
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潅水(かんすい)
- 作物に水を与えること。施設野菜では畝の上にかん水チューブを乗せて作物の株元のかん水することが多い。
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緩効性肥料(かんこうせいひりょう)
- 土壌中で肥料成分が除々に可溶化し、持続的に長期にわたって肥効が発現する肥料。
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カントリーエレベータ
- カントリーエレベーターとは「大規模乾燥調製貯蔵施設」と言い、穀物を共同で乾燥・調製し貯蔵する大規模施設のこと。
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寒冷紗(かんれいしゃ)
- 夏の強い日差しを避けたり、防風、防寒、保湿をするための布のこと。素材は綿や化学繊維のものが多く、網目の細かさや厚さ、色(白や黒)などで遮光率が異なる。
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キセニア
- 種子や果実の形質に花粉(雄親)の影響が直接現れる現象をいう。スイートコーンの雌しべにデントコーンの花粉がついて受精すると、甘味がなくなるのはキセニアの一例である。
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GAP(ギャップ)<農業生産工程管理>
- Good Agricultural Practiceの略語。食品安全、環境保全、労働安全等の持続可能性を確保するための農業生産工程管理の取組み。
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牛群検定(ぎゅうぐんけんてい)
- 農家が飼養している乳用牛の状況を客観的に数字で把握し、飼養管理改善や牛群改良に役立てるシステムのこと。具体的には、乳量、乳成分、体細胞数等のデータを個体毎に記録し、これらを集計・分析すること。
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休耕田(きゅうこうでん)
- 耕していない田畑。農業生産に利用しておらず、休耕している状態の田。休耕地。
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共済事業
- JA共済事業とは、JAが行う保険事業です。「JA共済」と「民間保険」の違いは、「民間保険」が不特定多数を営利事業として実施するのに対して、「JA共済」は相互扶助の精神で特定多数を対象に非営利事業として行うものです。
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共同選果/共選(きょうどうせんか/きょうせん)
- 農産物に一定の出荷基準を定め、複数の生産者が生産した生産物を施設(共同選果場)に集めて規格分け・調製・箱詰めなどを行う仕組み。これにより品質が一定になり、ロット(同じ内容で生産されたものの集まり)が確保される。「共選」と略される。【対】「個人選果(個選)」
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共同計算方式/共計
- 共同計算とは、農産物は同じ品質でも、日別、市場別によって価格差が出るため、一定の時期内での平均価格で組合員に精算するものです。非常に高値もない代わりに、不利になることもなく、価格が安定するため農業者は安定的な経営が行えます。
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共販⇔直販(きょうはん⇔ちょくはん)
- 共同販売の略語。「共同輸送」「共同選果」および「代金決済の共同」からなる。個別販売するには少量であるが、それらを持ち寄って集団で販売することにより、一定の数量と品質を維持できることから、市場での有利販売が可能となる。
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組合員
- 正組合員と准組合員に分かれており、正組合員は農業を自ら営む農業者が一定の額の出資金を払い込むことでなることが出来る。正組合員には、農協の経営に直接参入することが出来る権利などが与えられている。准組合員は、農協の地域内に居住している・地域内が勤務地などの場合に、出資金を一定の額払い込むことでなることができ、農協の各種事業を利用することが出来る。
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組合員データ照会サービス
- 自宅のパソコン、タブレット、スマートフォンから、クミカン取引内容ならびに収支残高・購買取引内容の照会ができるサービス。データのダウンロードも可能となっており簿記ソフトへの取り込みもできます。〔年間利用料 900円(税抜)〕
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クミカン
- クミカンとは農家経済の計画化を図り、組合員取引の集中管理により営農と生活に必要な各種資金の決済や資金交付窓口、資金の過不足を預り金または貸越の状態で管理する機能をそなえた決済システム。
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グリーンツーリズム
- 緑豊かな農山漁村でゆっくりと滞在し、訪れた地域の人々との交流を通じて、その自然、文化、生活、人々の魅力に触れ、農山漁村でさまざまな体験などを楽しむ余暇活動のこと。
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グリーンベルト
- 異なる作物を栽培する圃場(ほじょう)の間に緑肥「ねまへらそう(スーダングラス)」や「つちたろう」を作付けすることにより農薬の飛散防止を行う。
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グルテン
- 小麦粉に水を加えてよく練ってから、水で洗うとデンプンが洗い流され、あとにねばねばしたものが残る。これがグルテンで小麦のタンパク質の主体である。原料の小麦粉に対し、40%前後得られる場合、その小麦粉を強力粉といい、20%前後の場合薄力粉という。中間は中力粉という。
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グルテンフリー
- 主に小麦などの穀物に含まれるタンパク質から生成されるグルテンを摂取しない食事療法。小麦粉を使ったパンや麺類などに代わり、ジャガイモ粉、米粉、玄米粉、トウモロコシ粉などを原材料とするグルテンを含まない加工品を摂取する。小麦アレルギーなどの予防・改善のために生み出された。
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経営所得安定対策
- 担い手農家の経営の安定を資するよう諸外国との生産上限の格差から生ずる不利を補正する交付金(ゲタ対策)と農業者拠出を前提とした農業経営のセーフティネット対策(ナラシ対策)を実施する制度。
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経産牛(けいさんぎゅう)
- 出産を経験した牛、特に乳牛のこと。出産を経験していない牛のことは「未経産牛」という。
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携帯連動サービス「おしらせメール」
- 携帯電話からインターネットを利用してJAからの各種情報などをメールで受取ることのできるサービスです。お申込みは無料です。(メール受信には文字数に応じてパケット料金が発生します)
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ゲタ対策(畑作物の直接支払交付金)
- 認定農業者、認定新規就農者、集落営農を対象として、諸外国との生産条件の格差により不利がある国産農産物(麦、大豆、てん菜、でん粉原料用ばれいしょ、そば、なたね)の生産・販売を行う農業者に対して、「標準的な生産費」と「標準的な販売価格」の差額分に相当する交付金を直接交付します。
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軽トラ(軽トラック)
- 日本の軽自動車区分に該当する小型トラックのこと。軽自動車の規格に合わせて作られたトラックで、一般に「軽トラ」と略される。最大積載量は350kg以下である。
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系統全利用
- 系統全利用とは、農業者が販売する農産物全量をJAを通じて販売することです。これは、大量の農産物を結集し、計画的な販売を通して市場における有利販売を実現しようとするものです。
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原種(げんしゅ)
- 種子生産において、採種農家が採種ほ産種子を生産するために使用する種子(種子生産農家のみが栽培)。
原種をとるためのほ場を原種圃という。また、原種の種子を原原種といい、それをとるほ場を原原種圃という。
- 種子生産において、採種農家が採種ほ産種子を生産するために使用する種子(種子生産農家のみが栽培)。
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減農薬栽培
- 通常よりおおむね五割以下に農薬の使用を削減して栽培すること。
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耕耘機(こううんき)
- 人が後部からついて歩く形態の機械である。現代では畑を耕すために用いられる農業機械の1つである。主にロータリーによる耕耘を目的としたものが多く「テーラー」という和製英語で呼ばれることも多い。
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高温障害
- 高温により作物が何らかの障害を受け、品質や収量の低下が起こることをいう。野菜では結球性葉菜類の小球化、根菜類の肥大不足、トマト、メロンなどの果菜類の糖度不足があげられる。
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耕作放棄地
- 以前耕作地であったもので、過去1年間以上作物を栽培せず、しかも、この数年の間に再び耕作するはっきりした意思のない土地をいう。
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耕種的防除(こうしゅてきぼうじょ)
- 栽培法や肥培管理などを工夫して病害虫を回避したり、抵抗性を強化して発生を未然に防ぐ方法。
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耕畜連携(こうちくれんけい)
- 耕種農家へ畜産農家から堆肥を供給したり、逆に飼料作物を生産し、畜産農家の家畜の飼料として供給すること。
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コールドチェーン
- 農産物を生産段階から消費段階まで低温に保ちながら流通させる体系のこと。
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コーティング種子
- コート種子、ペレット種子、造粒種子ともいう。小粒種子、不整形種子に被覆剤をまぶして粒径と形状を均一化し、播種機でまきやすくした種子。
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口蹄疫(こうていえき)
- 口蹄疫ウイルスを原因とし、感染動物やその汚染物によって直接、間接の接触によって伝播する。潜伏期間は1~2週間である。発病動物には口の周囲、舌、蹄部に水疱(みずぶくれ)が見られる。致死率は幼畜では50%を超えるが、成畜では数%である。しかし、成畜でも採食障害や歩行障害によって著しく生産性が低下する。
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購買事業
- JAの購買事業とは、農業者がJAから肥料、農機具、飼料などを買うことです。購買事業は農業者に必要な生産資材や生活資材をできるだけ安く、良質なものを安定的に供給しようとするものです。購買事業は2つに分かれます。ひとつは、肥料、農薬、飼料、農機具など組合員の営農活動に必要な品目の供給を行う生産資材購買です。もうひとつは、食品、日用雑貨用品、耐久消費財などの組合員の生活に必要な品目を供給する生活資材購買です。
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硬盤層(こうばんそう)
- 土壌踏圧などで土壌硬度が高まった層。土壌硬度1.5MPa以上の判定を目安とする。
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ご近所やさい
- コープさっぽろ店内にある、JAいわみざわ生産者が作った野菜や加工品などを販売するコーナー。
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米
- 稲の果実である籾(もみ)から籾殻を取った粒上の穀物。籾殻を取り去った状態のものを玄米、玄米を精白したものを白米と呼び、日本で最も多く食べられている主食である。通常主食としているものはうるち米というが、それ以外にも用途に合わせてもち米、酒米の3つの規格に分かれている。
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米粉
- 米を製粉したもの。穀粉(こくこ)ともいう。団子、餅、煎餅、麺類、米粉パンなどの原料となる。グルテンフリー食品や、セリアック病の認知度が高まり、米粉食品が見直されている。
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小麦
- コムギの実は硬い外皮に覆われ、その中に可食部である胚乳と、胚芽が存在する。この3部分の割合は外皮が13.5%、胚乳が84%、胚芽が2.5%である。主に小麦粉として食用とするのは胚乳部分である。果皮や胚芽部分(ふすま)も食用とすることはできるが、食味に劣るうえ小麦粉に混入すると品質が劣化しやすくなるため、一般的な小麦粉に使用することはない。しかし、ふすま部分には独特の風味があるため、これを取り除かずそのまま粉にした全粒粉も存在する。
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小麦のDON(どん)検査
- 小麦の病害である赤かび病は、品質や収量の低下を引き起こすだけではなく、カビ毒のデオキシニバレノール(DON)を発生させます。このDONについて、平成14年に厚生労働省によって暫定基準値1.1ppmが定められたことから、暫定基準値を超える小麦を流通させないようDON濃度の検査を行っています。
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小麦の成分品質検査
- 品質評価基準であるランク区分ごとに灰分、容積重、FN(フォーリングナンバー)、たんぱくの4項目について用途ごとに基準値が設定されたもの。
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根粒菌(こんりゅうきん)
- マメ科植物の根に根粒をつくり、大気中から取り込んだチッソをアンモニア態チッソに変換(空中チッソの固定)、マメ科植物に供給する土壌微生物。根粒内にはマメ科植物から光合成産物が供給され、根粒菌とマメ科植物は共生関係にある。
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コンバイン
- 作物の収穫に使う機械の種類。日本独特で特に稲や麦に適しており作業過程での粒の損失が少なく粒と穂との選別能力が高い自脱型コンバインと作業能率が高くトウモロコシ、麦、大豆、ソバなど様々な作物に対応出来て輪作に向いている汎用コンバインがある。
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コントラクター(農作業受託組織)
- 農業従事者の高齢化や担い手不足が進展する中で、経営体の労力負担軽減や、機械・施設投資の抑制などによる経営の安定化を図るため、農産物の収穫や耕起等の農作業の請負等を行う組織。
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コンプライアンス
- 法律や社会的な通念を守ること。法令順守と訳されることが多い。企業はより厳密に法律を守るべきという社会的要請が強まっている。商法や独占禁止法、不正競争防止法などの法律はもちろん、最近では、個人情報保護法に対して対応を迫られている。
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採種(さいしゅ)
- 一般栽培(消費者、加工業者向けの農産物を生産すること)のために使われる種子を採ること。採種のために使われるほ場は「採種圃」と呼ばれる。
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栽培履歴
- 作物の栽培過程や流通経路に関する情報。食品の生産地、生産者、生産方法、流通経路などの確認に用いられる。トレーサビリティーや生産履歴とも呼ぶ。
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作土(さくど)
- 耕土ともいう。作物の根が展開する土の層。一般的に20cm~25cmの深さの土壌の層を指す。
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搾乳ロボット
- 人に代わり自動的に搾乳する機械のこと。具体的には、飼料により牛を枠内に誘導し、牛が枠内に入ると乳頭をセンサーで検出し、搾乳のためのカップを装着して搾乳する。
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作況指数(さっきょうしすう)
- 作柄の良否を表す指標で、その年の10a当たり平年収量(平年値)100に対する10a当たり(予想)収量の比率で表す。一般的に作況指数と言った場合には、水稲についてのものを指すことが殆どである。
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サブソイラ
- 水田の作土の下にあるすき床層(心土)や、大型トラクタの重みでできた畑の硬い層(硬盤)を破砕し、水みちをつけて排水をよくする機械。トラクタに装着し牽引する。
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3点ヒッチ<リンク>
- トラクターに作業機を取り付けるための装置です。3点ヒッチは3本のアーム(1本のトップリンクと2本のローアリンク)と、油圧装置(リフトロッド)からなります。
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残留農薬基準
- 農産物を食べた人の健康が損なわれないよう、食品衛生法に基づき定められた農作物中の残留農薬の基準値。この規格に合わない食品の製造、加工、販売、使用はしてはならない。
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ポジティブリスト制度
- 食品中に残留する農薬等について、一定量以上の農薬等が残留する食品の販売等を禁止する制度。農薬等は原則禁止を前提に、使用を認めるものについてリスト化する(ポジティブリスト)方式がとられている。輸入食品の増大や食品中への農薬等の残留に関する消費者不安の高まり等から、平成15年(2003年)食品衛生法が改正され、基準が設定されていない農薬等が一定量以上残留する食品の販売等が禁止されることになった。平成18年(2006年)5月29日施行。
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CEC(しーいーしー)
- 日本語で陽イオン交換容量。土壌が肥料を保持する力を示す指標。数値が小さいほど肥料保持力が低く、逆に高いほど肥料保持力が高い。
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シードテープ
- シードテープは種子を一定粒数ずつ、一定間隔に封入したテープをいう。テープの主原料は水溶性ポリマーである。野菜および花き種子の省力播種法として、普及している。
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GPS(じーぴーえす)
- 米国が打ち上げた24個のGPS衛星のうち、4個以上からの電波を同時に受けて、船舶・航空機・自動車などが自分の位置を知る装置。
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JA北海道情報センター
- JAグループ北海道全体の情報システムの開発・提供とネットワーク・データ処理を道内系統の共同利用組織として運営を行っている情報処理センター。JA向けには各種システムの情報連動など、事務処理の負担軽減を目的に、また組合員向けには「クミカンデータ照会」、「携帯メールお知らせ」などのサービスを提供しています。
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JAグループ
- 北海道内には全道一円に総合JAがあり、北海道の農業を支える組合員の営農や生活をサポートしています。また、JAの補足機能として、各都道府県に専門の事業連合会が設置され全国段階では、都道府県の中央会・連合会を会員とし、全国を事業区域とする全国連(全中、全農、全共連、農林中金等)が設置されています。
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JAバンク
- 農業協同組合(JA)および信用農業協同組合連合会(信連)の信用事業と農林中央金庫(農林中金)の対応する事業によって構成する貯金、貸付け等の金融事業の総称。農林中央金庫がいわゆる系統中央機関となる。
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JGAP(じぇいぎゃっぷ)
- JGAPは、食の安全や環境保全に取り組む農場に与えられる認証です。農場やJA等の生産者団体が活用する農場・団体管理の基準であり、認証制度です。農林水産省が導入を推奨する農業生産工程管理手法の1つです。
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自家採種
- 農家や育種家などが自ら生産した作物から種子を採種すること。同一品種で何代も自家採種を繰り返すとその実用形質は劣悪化してくる。
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直播き(じかまき)
- 苗を育てずに種を直接畑にまくこと。【類】直播(ちょくはん)
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施設栽培
- 一般の露地栽培に対し、温室、ハウスなどの施設を使った集約栽培のこと。
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指導事業
- JAは多くの事業に取り組んでいますが、教育、営農・生活指導などを指導事業と呼んでいます。組合員の農業経営の改善、生活の向上のために、組合員のニーズに沿った研修の機会を提供したり、技術改良の指導をすることは、JAの土台になる事業です。指導事業は組合員に対するサービス事業であり、この強化が組合員のJAに対する理解と支持を深めることにつながっています。
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指導農業士
- 優れた農業経営を行いつつ、農村青少年の指導的役割を果たしている者で、知事が認定した農業者のこと。
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自動操舵システム
- トラクター等に搭載すると、自動でハンドル操作が可能となるシステム。ジャイロコンパスから方位に関する信号を受けて、ハンドルを動かす。岩見沢市では事業を活用し、現在急速に普及が進んでいる。
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耳標(じひょう)
- 牛トレーサビリティ制度に基づき、国内で飼養される、原則、すべての牛(輸入牛を含む)に、10桁の個体識別番号が印字されたもの。
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収入保険制度
- 生産する品目を限定せず、加入者ごとの農産物の販売収入全体を補てんする制度。また、風水害、干害、冷害、雪害、その他気象上の原因による災害、火災、病虫害、鳥獣害などの災害による減収のみを補てんする農作物共済と違い、価格下落などの理由も含めた、減収そのものを補てんします。
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集落営農
- 集落等地縁的にまとまりのある一定の地域内の農家が農業生産を共同して行う営農活動をいう。(1)転作田の団地化、(2)共同購入した機械の共同利用、(3)担い手が中心となって取り組む生産から販売までの共同化等、地域の実情に応じてその形態や取組内容は多様である。
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種子温湯消毒(しゅしおんとうしょうどく)
- 種籾を農薬を使用せずにお湯で殺菌する方法です。農薬を使わなくても、農薬と同等の効果が得られる。
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出穂(しゅっすい)
- 生育が止まった葉の最上部から穂が出る事。圃場全体で1~2割が出穂した時を出穂始期と呼び、全体の9割以上が出穂した時を穂揃い期という。
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准組合員
- 農業者以外でJAが定めた一定の出資金を支払い、加入している組合員。JAの事業を正組合員と同じように利用できるが、総代会での議決権や役員の選挙権などを持たない。
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焼却防止運動
- 煙によるCO2問題や交通障害をなくす目的から、稲わら・麦稈等の焼却を防止する運動。
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食糧自給率
- 一国の食糧総供給量のうち、国内生産で供給される度合いを示す指標。農林水産省の統計資料では「食料自給率」と表記されている。通常、品目別には、国内消費仕向量に対する国内生産量の百分率で表される(品目別自給率)。
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女性部
- 部員が協力して農村生活の改善・農村女性の社会的地位の向上を図り、相互の教養と親睦を高め、農村の基盤である農協の健全なる発展に寄与することを目的としている組織。食や農業に関心のある若い世代(45歳くらいまで)の組織を昔は「若妻会」と呼んでいましたが、現在は「フレッシュミズ」「フレミズ」と呼んでいる。
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奨励品種
- 都道府県が積極的に普及奨励しようとする品種。
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白色申告
- 所得税の確定申告制度のひとつで、青色申告を申し込んでいない人の税金の申告方法。青色申告のように煩雑な帳簿作成の義務が無い代わりに、青色申告で可能となる特別控除等の特典を受けることはできない仕組みとなっている。青色申告に比べ簡単に申告できるが、デメリットは多い。
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真空予冷(しんくうよれい)
- 真空予冷は、通常の冷蔵庫を利用して冷やすよりも短時間で冷やすことができるため、野菜に負担をかけることなく鮮度と栄養分を維持することができます。
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人工交配
- 果菜類、特にメロン、すいか、かぼちゃなどで自然条件下では受精が円滑に行われないときに人為的に雌しべに花粉を付ける作業をいう。【類】人工受精(じんこうじゅせい)
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新食糧法
- 従来の食糧法(食糧管理法)に代わって平成7年11月1日から施行された「主要食糧の需給及び安定に関する法律」のこと。
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信用事業
- JAの信用事業は、組合員などから貯金などを預かり、それを原資として、組合員などに貸付を行うことです。また、JA-JA信連-農林中央金庫(以下、農林中金)の3段階にわたり、各種金融サービスを行っています。
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水耕栽培(すいこうさいばい)
- 土壌を全く使わず、生長に必要な養分を溶かした水溶液(養液)で植物を育てること。
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水和剤(すいわざい)
- 農薬のうち、水や油類に溶けにくい有効成分は水和剤として実用に供する。粉状であるが、水に入れると壁土を水で溶かしたような濁った液となる。これをこん濁液と称し、噴霧器などで散布する。殺菌剤に多く見られる。
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スタンチョン
- 牛の頸部を挟んで保定する留具。
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スプレーヤー
- 自走式で農薬などの薬剤を散布する農機具。
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スマート農業
- ロボット技術や情報通信技術(ICT)を活用して、省力化・精密化や高品質生産を実現する等を推進している新たな農業。
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青果物
- 食用の野菜、果物、山菜、キノコの総称。食用の農産物。及び、卸売市場法に指定される卸売市場に出荷できる品目。
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生産調整<減反/転作>
- 農作物の需要が供給量を下回り続けた時などに、生産を抑制させる政策。農家に減反や転作を奨励し、援助を行うもの。減反政策=米の生産を抑制するための政策。
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生産の目安
- 国は平成30年産から米の生産数量目標を廃止し、生産者が自らの経営判断に基づき米生産することとしたが、需要に見合った米生産が行えるよう、都道府県毎に設定した米生産の目安。
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生産履歴
- 消費者の食の安全・安心を厳守する為、生産者が栽培基準に基づく生産管理・記録を行い、JAで出荷前に内容の確認を行っている。
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青年部
- 農業協同組合運動の啓蒙実践と農民の社会的経済的地位の向上を図りあわせて農業諸般の研究に努め、農業青年としての共同意識の高揚を図ることを目的としている組織。当JAでは本部と6支部(岩見沢・幌向・北村・大富・三笠・栗沢)で構成。
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生物農薬
- 病害虫・雑草の防除に利用される微生物、天敵、寄生昆虫などを施用しやすく、かつ効力を発揮しやすいよう製剤化したもの。
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生理障害
- 土の中の養分の欠乏・過剰や根の養分吸収の阻害、作物体内部での養分配分のアンバランス等が原因で生ずる障害。トマトの尻ぐされ、はくさいの芯ぐされ、縁ぐされ等が代表的。
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施肥(せひ)
- 施肥(基肥・追肥)とは、作物が必要とする成分を、必要な量、必要な時期、必要な位置に施用すること。施用時期や量は各作物によって異なる。土壌診断後に施肥設計を行う。全面施肥=肥料や土壌改良資材を所定の区画全体にばらまいて散布する方式。側条施肥=作物の根の横に、肥料をすじ条にまく施肥方法。
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セル成型育苗
- 径が数cm以内の連結した容器で育苗する方法。規格化された苗の大量一括生産に適し、移植の機械化を可能にする育苗方法ある。約30cm×60cmの容器(トレイ)に128本や200本の苗を育苗するのが一般的。
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専業農家
- 世帯員のなかに兼業従事者(1年間に30日以上他に雇用されて仕事に従事した者または農業以外の自営業に従事した者)が1人もいない農家。
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全国共済農業協同組合連合会
- JA共済事業の仕組開発、審査、査定、および資産運用を行い、JAと連携・協調しながら、JAの共済事業を総合的にバックアップしています。東京都に全国本部を設置し、47都道府県に都道府県本部を設置しています。
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剪定(せんてい)
- 日当たり改善、樹勢調節、作業性向上のために枝を切ること。最も熟練を要する技術。
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早生(そうせい、わせ)
- 種まきから収穫まで短期間でできる品種のこと。晩生の対語。
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側芽(そくが)
- 葉の付け根にできる芽をいう。【類】腋芽(えきが)・脇芽(わきめ)
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疎植(そしょく)
- 一定面積の栽植株数が少ない植え方。【対】密植。
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大豆
- マメ科の一年草。中国原産とされ、畑作物として栽培される。全体に粗毛がある。葉は三小葉から成る複葉。夏、葉腋に淡紫色の蝶形花をつけ、豆果を結ぶ。種子は緑・淡黄・黒など。大豆油を絞るほか、味噌・?油・豆腐の原料、また黄な粉などとする。若い豆果は枝豆えだまめと称してゆでて食べる。
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大豆A300技術
- 湿害の回避等による単収の向上や作業の省略が可能な低コスト・省力化安定生産技術。耕起、播種、中間管理の各作業における低コスト・省力化を目指した技術の導入等により、地域の気象条件や土壌条件に応じた技術体系の確立に各地域で取組み。
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高畝栽培(たかうねさいばい)
- 土壌の排水性を高めたり、耕土の深さを確保するために畝の高さが地表面より高くなるようにして栽培すること。
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タッピング
- たまねぎで枯れた葉を球から切り離す作業。語源はトッピングtopping。
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WTO(だぶりゅてぃーおー)
- 《World Trade Organization》世界貿易機関。GATTに代わって、世界貿易の自由化と秩序維持の強化を目ざす国際機関。1995年1月に発足。鉱工業製品や農産物のほか、通信・金融などのサービス貿易や知的財産権なども対象とする。本部はジュネーブ。
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単為結果(たんいけっか)
- 受精しなくても果実ができること。きゅうりなどでみられる。
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地積/地籍
- 「地積」とは土地の面積のことです。土地の登記簿の表題部には、所在、地番、地目と地積が記載されています。これらはその土地を特定するための要素となっています。「地籍」とは一筆ごとの土地の所有者、地番、地目、境界の位置、面積などの情報のことで、「土地に関する戸籍」ということができます。
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畜産物
- 畜産による産物。乳製品、肉、卵、皮革など。
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地産地消(ちさんちしょう)
- 地域の消費者ニーズに即応した農業生産と、生産された農産物を地域で消費しようとする活動を通じて、農業者と消費者を結びつける取組み。
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長日性植物(ちょうじつせいしょくぶつ)
- 一日の日照時間(日の出から日没までの時間)が一定時間以上にならないと花が咲かない植物。ほうれんそうなど。【対】短日性植物
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中山間地域(ちゅうさんかんちいき)
- 農林統計に用いる地域区分では、土地利用的な側面により旧市区町村単位に農業地域類型区分を行うこととし、人口密度、耕地率、林野率等を指標として、①都市的地域、②平地農業地域、③中間農業地域、④山間農業地域の4つの類型区分を設定している。このうち、地勢等の地理的条件が悪く、農業生産条件が不利な地域である③中間農業地域④山間農業地域の2地域を合わせて中山間地域と呼んでいる。
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中生(ちゅうせい、なかて)
- タネまきしてから収穫までの期間を早・中・晩に分けたとき、早生と晩生の中間のものをいいます。同じ作物であっても、生育の早いものから早生、中生、晩生の品種に分類されます。
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地力(ちりょく)
- その土地が作物を生育させることのできる総合的な能力のこと。土地の生産力のこと。これが低い場合は耕起や追肥等を施す必要がある。
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鎮圧(ちんあつ)
- 鎮圧ローラーなどで、定植前や播種の前後に土を踏み固めること。土壌湿度が安定する。土の表面からの蒸散が抑えられ、水分が安定的に供給される。二つ目は地温が安定する。
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追肥(ついひ)
- 作物の生育期間中に生育状況を診断して行う施肥。すぐに肥効がある即効性の肥料を用いることが多い。
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接ぎ木(つぎき)
- 植物体の一部(穂木)を切り取り、他の植物体(台木)に接着させる方法。台木を選定することで、樹勢の調節、環境適応性の向上、病害虫対策、果実品質向上などの利点がある。【類】穂木、台木。
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定植(ていしょく)
- 苗を苗床、あるいはポットから移して、栽培する畑やプランター等に植え付けることをいう。
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ディスクロージャー
- 政府、地方自治体、企業などの組織体の現状、活動内容、活動成果などに関する情報を、利害関係者に提示すること。「開示」という和訳もある。開示された情報によって利害関係者が意思決定することを可能にし、これにより利害関係者を保護することが目的である。
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TMR(てぃーえむあーる)
- Total Mixed Ration(完全混合飼料)の略で、粗飼料や濃厚飼料等を混合し、牛が必要としているすべての栄養素をバランスよく含んだ飼料のこと。これを専門的につくり、農家に供給する施設をTMRセンターという。
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低温貯蔵
- 貯蔵庫内の温度を穀物・果実貯蔵の最適温度まで下げて貯蔵する方法。
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TDN(てぃーでぃーえぬ)
- Total Digestible Nutrients(可消化養分総量)の略。飼料の含有する栄養価を示す単位で、家畜が消化し、エネルギーとして利用できる養分の総量を示すもの。
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TPP(てぃーぴーぴー)
- 《Trans‐Pacific Partnership》環太平洋諸国が締結を目指して交渉を行う広域的な経済連携協定。原則として全品目の関税を撤廃する。環太平洋連携協定。
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DNA鑑定(でぃーえぬえー)
- DNA鑑定とは、デオキシリボ核酸(DNA)の多型部位を検査することで個人を識別するために行う鑑定である。作物や家畜の品種鑑定にも応用されている。
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デオキシニバレノール
- 麦類の病気の一種である赤かび病を起こすフザリウム属のかびが、ほ場段階で穀類等の農作物に付着・感染し、多雨、多湿の条件化でかびが増殖することで産生されるかび毒。
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摘果(てきか/てっか)
- 果実の品質向上、隔年結果防止のため、実を摘むこと。幼果の間引き。
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摘心/摘芯(てきしん)
- ブドウなどで結実確保、樹勢調節のため新梢の先端を摘むこと。
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電照栽培
- 電灯などを照射して作物の生育を促成または抑制する栽培法。開花抑制を受けて冬に出荷される菊などの類。
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天敵
- 自然界において、2種生物間で、片方がもう片方を特異的に食べるという関係がある場合に、食べられる側からみて食べる側の動物をさす。
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展着剤(てんちゃくざい)
- 農薬の効果を高める。有効成分は界面活性剤。展着剤には濡れ性や付着性を高める一般展着剤の他、植物体への薬剤の浸透性等がある機能性展着剤がある。稲や麦などの葉が濡れにくい作物へ有用性が高い。
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凍害(とうがい)
- 冬の低温や寒風で幹や枝が枯死したり、発芽しなくなること。
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登熟(とうじゅく)
- 雌穂の子実が受精後から完熟に向けデンプン等を蓄積すること。
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特別栽培農産物
- 生産された地域の慣行レベル(各地域の慣行的に行われている化学合成農薬及び化学肥料の使用状況のこと)に比べて、化学合成農薬の使用回数が50%以下、かつ化学肥料の窒素成分量が50%以下で栽培された農産物。特別栽培農産物に係る表示ガイドラインに生産の原則等が定められている。
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吐出量(としゅつりょう)
- ノズルから単位時間当たり(通常1分間当たり)に散布される液量。
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土壌(どじょう)
- 土のこと。土壌処理、土壌断面、土壌病害、土壌分析などと使われる。
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土壌EC(いーしー)
- 日本語で電気伝導度。土壌中の塩類濃度の目安となり、高いほど養分量が多い。ハウス栽培では、養分が流されない為、EC値が高い傾向となる。土壌中の養分濃度が高くなると、根が水を吸収できなくなるなどの塩類濃度障害を起こすことがある。
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土壌診断
- 土壌の状態(りん酸や加里等の肥料成分、pH、水はけ等)を調べ、その結果に基づいて、肥料の種類や施用量等、具体的な対策を処方するもの。作物の品質や収量を上げるための基礎的な取組みの一つである。
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土壌改良材
- 土壌の理化学性および生物性を改良するために使用する資材。
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土壌処理
- 除草剤を土壌に散布して土壌表面に処理層を作り、発芽直後の雑草や処理後に発芽してくる雑草に薬剤を吸収させて枯殺する方法。【対】雑草処理。
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土壌の種類
- でき方や性質により、大括りな4種に区分される。①湿地にヨシ、スゲなどが堆積してできた泥炭土②河川の氾濫で土砂が堆積した低地土③台地や丘陵地にある古土壌の台地土④火山灰が堆積した火山性土。当JA管内の土壌は主に①~③。
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土壌の物理性
- 土の硬度、排水性、保水性、通気性などで示される土壌の性質。物理性の悪い土壌は作物生育や機械作業効率が劣るため、有機物施用による物理性改善が必要。
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土壌病害
- 土壌に生存する病原体が植物の根、地下茎、茎など土壌と接する部分から侵入し、増殖して生じる病気。(土壌伝染性病害ともいう)
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土性(どせい)
- 土を構成する粒の大きさにより区分し、組成を示したもの。土性の違いにより、土壌の保肥力や透水性が違う。粘土の割合が多い順から、埴土、植壌土、壌土、砂壌土、砂土。
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土地改良区
- 農地の改良、開発、保全および集団化に関する事業を行うために、その事業の施行地域内にある土地所有者が土地改良法に基づいて設立する法人。公共組合の一種。当JA管内は10市町村区域にまたがる北海土地改良区に属す。
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徒長(とちょう)
- 窒素や水分過多、日照不足などで植物の茎や枝が通常以上に柔らかく長く伸びること。病気にかかりやすいなどの弊害がある。【類】軟弱徒長。
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止め葉(とめば)
- イネ科農作物の茎の最上位に発生する葉。主茎、分げつを問わず、これより上位に穂が着生する。穂を包みながら出葉してくる葉で、最終の葉のこと。
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トラクター
- 農業用トラクターの意味で用いられるのが最も一般的である。主に耕起等の農作業用やトレーラーを引くために使用される。走行装置によって、ホイール式トラクター(車輪式)、クローラー式トラクター(キャタピラー)、セミクローラー式トラクター(前輪ホイール後輪キャタピラー)などに分けられる。
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ドリフト
- 霧状となった薬液が風に流されて移動すること。漂流飛散ともいう。
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トレーサビリティ
- 食品の安全を確保するために、栽培や飼育から加工・製造・流通などの過程を明確にすること。また、その仕組み。
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ドローン
- 無線による遠隔操縦、あるいは搭載コンピュータにあらかじめプログラムされたパターンで自律飛行する無人小型航空機。近年、農薬を積載できる農薬散布用のドローンもある。
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トンネル栽培
- 防寒、防虫などの目的で作物の上に、トンネル状に寒冷紗やポリフィルムをかけた状態で栽培すること。
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ナラシ対策(米・畑作物の収入減少影響緩和対策)
- 認定農業者、認定新規就農者、集落営農を対象として米のほか、麦、大豆、てん菜、でん粉原料?ばれいしょに対し、当年産の対象品目の販売収入の合計が、標準的収入を下回った場合に、その差額の9割を、国からの交付金と農業者の積立金で補てんします。
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二期作(にきさく)
- その耕地から年2回同じ作物を栽培し収穫すること。一般的には米についていうことが多いが、トウモロコシやジャガイモ、ブドウなど他の作物の場合にも、「二期作」という用語が用いられる。
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二毛作(にもうさく)
- 同じ耕地に、1年に2回、異なった種類の作物を作付けする土地利用をいう。米と麦、あるいは米と大豆というように、二種類の異なった作物を同一の耕地に栽培し収穫すること。
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日長反応(にっちょうはんのう)
- 花芽分化のように日長(一日の昼の長さ)の長短によって植物の生育が反応すること。
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担い手
- 農業に対して、更に望ましい農業構造を確立するため、効率的かつ安定的な農業経営及びこれを目指して経営改善に取組む農業経営者。
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乳牛検定
- 牛、乳量、乳成分、飼料給与、繁殖状況等を記録し、その結果を飼養管理の改善や高品質生乳生産に活かすこと。
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乳剤(にゅうざい)
- 農薬のうち、水に溶けないが油類にはよく溶ける有効成分は、乳剤として実用に供する。水で薄めると、ちょうど牛乳のような白濁した液が得られる。これを乳濁液と称し、噴霧器などを用いて散布する。乳剤は殺虫剤に例が多い。
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認定農業者制度
- 農業者が農業経営基盤強化促進基本構想に示された農業経営の目標に向けて、自らの創意工夫に基づき、経営の改善を進めようとする計画を市町村が認定し、これらの認定を受けた農業者に対して重点的に支援措置を講じようとするものです。
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根切り処理
- 収穫前のたまねぎの根を機械的に切断する作業。目的は①枯葉の促進、②枯葉の斉一化、③玉揃いの向上、④裂皮、皮ムケの発生防止、⑤規格内率の向上、⑥貯蔵性の向上などである。
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農家総所得
- 農業所得+農業生産関連事業所得+農外所得+年金等の収入。
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農業
- 土地を利用して作物を栽培し、また家畜を飼育して衣食住に必要な資材を生産する産業。広義には農産加工・林業も含む。
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農業委員会
- 農地法に基づく売買・賃貸の許可、農地転用案件への意見具申、遊休農地の調査・指導などを中心に農地に関する事務を執行する行政委員会。原則各市町村に設置されている。
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農業改良普及センター
- 普及指導センターは都道府県の出先機関で、農業の専門技術者(普及指導員)が配属されています。 農家に、環境にやさしい栽培方法や省力栽培などの新しい生産技術導入の手助けや、経営簿記の記帳・地域特産品の開発・地域の生活環境の整備など、農家の経営・技術・生活のサポーターとして活躍しています。
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農業基盤整備
- 農業基盤整備には、生産基盤整備と生活基盤整備があり、生産基盤では、ほ場整備・用排水・農道・暗渠排水など、農業の生産性を向上させるための整備を行う。生活基盤では、集落道・集落排水・集落防災・活性化施設・農村公園など、農村居住者の生活を向上させるための整備を行う。
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農業共済組合<NOSAI>
- 農業災害補償法に基づき農業災害補償制度を運営するために、その運営地域内の農業者が組合員となって運営する法人。公共組合の一種。当JA管内は空知、上川、宗谷、留萌管内を管轄区域としている北海道中央農業共済組合に属す。
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農業協同組合<JA>
- 略称:農協(のうきょう)・JA)は、農業協同組合法に基づく法人である。農業者及び農業法人等によって組織されている。業務としては農家への農業技術、経営の指導、流通支援、農産物の加工販売、農業生産資材の購買、金融、共済等多岐にわたる活動を行っている。個別の農協(単位農協)には、総合農協(信用事業を含む、複数の事業を行っている農協)のほか、専門農協(信用事業を行わず(一部は信用事業を行う組合もある)、畜産、酪農、園芸といった特定の生産物の販売・購買事業のみを行う農協)もある。
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農業協同組合法<農協法>
- 農業者の協同組織の発達を促進することにより、農業生産力の増進及び農業者の経済的社会的地位の向上を図り、もつて国民経済の発展に寄与することを目的として制定された法律である。この法律により、農会令、農会法、農業団体法など一連の農業法の変遷から設立された中央農業会が廃止され、農業協同組合及び農業協同組合連合会が設置された。
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農業経営基盤強化資金<スーパーL資金>
- 農林漁業金融公庫が、認定農業者を対象に農地取得、施設整備等に必要な長期資金を低利で融通する制度資金。
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農業後継者
- 15歳以上の者で次の代で農業経営を継承することが確認されている者をいいます(予定者を含む。)。
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農業経営基盤強化促進法
- 農業経営体を育成する施策を総合的に講じ、日本の農業生産の基盤となるような農業構造を確立するため1993年(平成5)に成立した法律。
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農業経営基盤強化準備金制度
- 経営所得安定対策等の交付金を活用して、認定農業者、認定新規就農者、特定農業法人の担い手における「経営規模拡大」や「農業生産の効率化」などの経営発展を支援するために設けられた「所得税及び法人税の特例措置」のこと。
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農業再生協議会
- 地域再生を推進するにあたっては、地方公共団体の他、地域の様々な関係者が連携して取組むことが重要です。そこで、これらの関係者が連携して地域の再生を推進できるようにするため、地方公共団体が地域再生の推進について関係者と協議する“地域再生協議会”が地域再生法で位置付けられています。
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農業者年金
- 農業者年金は、農業従事者のうち、自営農業に従事する個人が任意で加入できる年金制度であり、国民年金(基礎年金)の上乗せ年金のひとつ。
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農業試験場
- 農業試験場とは、作物の品種改良をしたり新しい農業技術を開発したりするための、農業の研究機関。
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農業所得
- 農業粗収益(農業経営によって得られた総収益額)から農業経営費(農業経営に要した一切の経費)を差し引いたもの。
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農業生産法人
- 農地を利用して生産を行う、法人資格のある農業事業体。
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農業制度資金
- 国や地方公共団体が農協や日本政策金融公庫等と協力して、政策に合致する経営を行う農業者等に対し、主に長期・低利な資金を供給し、農業経営の健全な発展を図ることを目的として設けられている資金。
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農業倉庫
- 米・麦・大豆、雑穀等を貯蔵する倉庫です。農業倉庫には一定の温度を保つ低温倉庫と常温倉庫の2種類があります。
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農業用水
- 農業に用いられる水。河川、降雨、地下水などが利用される。日本の水使用量の約3分の2の544億t(H22年)が農業用水として、水路により水の導入がされている。水循環の大きな役割を果たしており、「水のリサイクルセンター」と言われている。
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農業労災
- 労災保険は、労働者の業務災害に対する補償を本来の目的としていますが、労働者でない農業経営者であっても、作業の実態等からみて、特に労働者に準じて保護する必要があると認められる者に対して、特別加入制度が設けられています。農業者が利用できる労災特別加入制度は、「指定農業機械作業従事者」「特定農作業従事者」「中小事業主等」の3種類です。原則として重複して加入することはできないので、どれか1つを選択して加入することになります。業務災害と認定される範囲は、各々で違うので、営農の実態に応じて加入することが望まれます。
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農産物検査
- 農産物の公正円滑な取引と品質改善をねらいとして国が統一規格で検査することを定めた法律(1951年公布)があり、米麦類の強制検査、豆類・雑穀・いも類・工芸作物等の任意検査を行う。
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農産物
- 農業によって生産される物。穀類・野菜・果物・茶・畜産物など
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農産物直売所
- 農産物を売るため、農家が自分の畑や自宅に隣接させて小規模に販売する施設や、JAや複数の農家で運営する比較的規模の大きい施設。
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農地中間管理機構
- 農地利用の継続や農業経営の効率化を進める担い手への農地集積・集約化を進める農地中間管理事業を公正かつ適正に行うことができる法人として知事が指定したもの。
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農地保有合理化事業
- 離農農家や規模縮小農家等から農地保有合理化法人が農地を買入れ又は借入れ、規模拡大による経営の安定を図ろうとする農業者に対して農地を効率的に利用できるよう調整した上で農地の売渡し又は貸付けを行う事業。
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農地法
- 昭和27年法律229号。農地は耕作者自身が所有することを最も適当と認めて、耕作者の農地取得促進、権利保護と土地の利用関係の調整によって、耕作者の地位の安定と生産力増進をはかることを目的とする法律。
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農地保有合理化法人
- 農用地等の権利移動に直接介入することにより、農業経営の規模拡大、農地の集団化を図ることを目的とする公的団体。
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農地リース制度
- 全国の遊休農地及びその恐れのある農地を対象に、農業参入を制約されてきた株式会社及びNPO法人に対してリース方式で営農を認める制度。
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農薬
- 農薬とは、農業の効率化、あるいは農作物の保存に使用される薬剤の総称。殺菌剤、防黴剤、殺虫剤、除草剤、殺鼠剤、植物成長調整剤等をいう。農薬も一般の化学物質と同様に、その毒性に応じて「毒物及び劇物取締法」によって「毒物(正式には医薬用外毒物)」と「劇物(正式には医薬用外劇物)」に区別され、その取扱いが規制されています。
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農薬取締法
- 農業生産の安定、国民の健康保護、生活環境保全の為、農薬について登録制度を設け、農薬の品質の適正化と安全・適正な使用の確保を図ることを目的としている。
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農用地区域
- 農振法(農業振興地域の整備に関する法律)に基づき市町村が都道府県の認可を受けて、今後長期にわたり農業上の利用を確保すべき区域として農業振興地域整備計画に定めている区域。
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農林水産省
- 農林畜水産業の改良発達、農山漁家の福祉の増進および国民食糧の安定的供給をはかり、もって国民経済の興隆に寄与することを目的として、農業、林業、水産、畜産および食糧管理に関する行政を司る国の行政機関。
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ハードコンテナ
- 収穫した農産物を一時的に収納する鉄製またはスチール製のコンテナです。使用する品目によって様々な種類があります。また輸送についてもフォークリフトで容易に移動ができ、またハードコンテナは4段積みも可能で、農業倉庫を有効活用できる容器です。
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バイオマス
- 間伐材や製材のおが屑、剪定(せんてい)枝葉や建築廃材、畜産で生じる糞尿、下水道の汚水処理場で集められた有機物、家庭の台所のごみなど生物起源のエネルギー資源の総称。
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培土(ばいど)
- ①根菜の緑化防止やねぎ・アスパラガスの軟白化を目的として作物の根元に土を寄せること。②セル成型育苗においてトレイに入れる育苗土のこと。培養土の略。
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HACCP(ハサップ)危害分析・重要管理点
- HACCPは、食品の原材料生産から加工、流通、販売、消費に至るまでのすべての過程について、工程ごとにHA(危害分析)を行い、危害を防止するCCP(重要管理点)を定め、CCPのCL(Critical Limit:管理基準)を一定頻度で継続監視することにより、危害の発生を未然に防ぐものである。
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播種(はしゅ)
- 種をまくこと。播種期、播種機、播種床、播種板、播種後などと使われる。
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発芽率(はつがりつ)
- 播種された種子のうち発芽した種子の割合をいう。つまり、発芽率=発芽数/播種数×100(%)で、この数値は高いほど望ましい。
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春小麦初冬播き(はるこむぎしょとうまき)
- 春まき小麦を根雪直前に播き、積雪下で発芽させ雪融けと同時に生育を開始させる方法。春作業の軽減や、生育期間を長くすることによる収量増加が主な狙い。
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晩生(ばんせい、おくて)
- ある品目の品種の中で、収穫までの期間が比較的長いものをいう。例えば、ハクサイでは、種まきから収穫まで65~70日を早生、80~85日を中生、90~100日を晩生ということが多い。
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斑点米(はんてんまい)
- 玄米が変色したものを着色粒という。このうち、出穂期以降にカメムシ類の成虫または幼虫が吸汁した跡が残ったものを斑点米と呼んでいる。
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販売事業
- 農業者が生産した農産物をJAが集荷して販売することを販売事業と呼んでいます。農業者が作ったものをどう有利に販売するかは、農業者の所得を高めることになるため、JAのもっとも重要な事業です。
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販売農家
- 経営耕地面積が30a以上又は農産物販売金額が50万円以上の農家をいいます。
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PB(プライベートブランド)
- 自ら企画・開発した商品をいう。独自のブランド名を付けて販売されている。
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PTO(ぴーてぃーおー)
- PTO(Power Take Off)トラクターのエンジンからの回転力を取り出すところです。ロータリーを回転させたり様々な作業を作業機に行わさせることができます。
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人・農地プラン
- 農業が厳しい状況に直面している中で、持続可能な力強い農業を実現するためには、基本となる人と農地の問題を一体的に解決していく必要があります。このため、それぞれの集落・地域におい話合いを行い、集落・地域が抱える人と農地の問題を解決するための「未来の設計図」となるのが「人・農地プラン(地域農業マスタープラン)」です。
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比重選別機
- 主に種籾・小麦・ナタネ等の製品調製において、適切な風速を設定することで、比重差による選別によって良品から不良品を取り除く機械です。
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備蓄米
- 凶作・天災などで米不足になったときに備えて、政府が購入し保管する国産米。
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ビニールハウス
- 鉄パイプとビニール生地で作る、保温や水管理を目的とした建物。
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肥料の3要素
- 植物生育に多く必要な窒素、りん酸、カリウムのこと。主に窒素は葉や茎の生長、りん酸は開花、結実、カリウムは根の生長と病害虫の抵抗性を強めるための効果がある。
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FP(ファイナンシャルプランナー)
- ファイナンシャルプランナーは税金・保険・年金などの幅広い知識と視野を持ち、お客さまの夢や希望を叶えるためのパーソナル・ファイナンシャル・プランニングを行うプロフェッショナルです。
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ブームスプレイヤー
- 農薬の散布、除草剤の散布などを行う機械です。基本的に、ポンプで薬剤をノズルから噴出させるという仕組みです。
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風選(ふうせん)
- 風の力で、麦などの子実とわらくずなどを分けること。
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フェロモントラップ
- 昆虫の多くは成熟した雌成虫が性フェロモンを分泌し、これに雄成虫が誘引されて交尾をする。性フェロモンを人工的に合成して、ゴムやプラスチックなどに吸着させたものが誘引剤。誘引剤を捕獲器(トラップ)の中に入れたものがフェロモントラップで、これに誘殺された雄成虫の数を調査することによって、目的とする害虫の発生状況を把握することができる。
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フォーリングナンバー
- でん粉粘度の強さの程度(アミロ値)の簡易測定値。
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覆土(ふくど)
- 種をまいた上にかぶせる土。覆土の厚さが発芽率に影響する。
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腐食(ふしょく)
- 土壌に含まれる有機物のこと。土壌の物理性、化学性、生物性を良好にする。腐食は時間の経過により分解されるため、堆肥などの有機物施用により補給する必要がある。
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賦課金
- 組合員のためにする農業の経営及び技術の向上に関する事業等、農業振興業務に掛かる必要な経費。
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不稔(ふねん)
- 雌しべが花粉を受粉しても種子ができないこと。スイートコーンやいちごなどで問題となる。
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プラウ
- 日本語でいうと、鋤(すき)になります。
プラウによる耕起の特徴は、土壌を天地返しする効果が高く土が乾燥し易い。また、深耕効果が高いが耕起後に土の表面が凸凹になるので、整地作業が必要となる。
- 日本語でいうと、鋤(すき)になります。
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プラグ苗
- セル成型苗の通称だが、商標登録されているので一般名としては使用できない。
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プランター/ドリル
- 種を撒くときに使う機械のことをプランターまたはドリルという。
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フリーストール
- 放し飼い式牛舎で、列状に配置した牛床(ストール)に牛が自由に横臥できる方式をいう。
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フレキシブルコンテナバッグ
- フレキシブルコンテナバッグは、米や小麦、大豆雑穀などの荷物を保管・運搬するための袋状の包装資材のことである。略してフレコン、コンテナバッグ、フレコンバッグとも呼ばれる。1トン程度の重量物を充填できる容積・強度のものが主流であることから、トン袋、トンバッグと略称・通称されることもある。
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ブロードキャスタ-
- 粒状・粉状の肥料や土壌改良材などを散布するための機械です。
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粉剤(ふんざい)
- 粉末の形で散布する農薬のことをいう。飛散しやすいので風のない時に散布する。また、播種・定植時に畝面に用いて害虫の駆除を図る場合も多い。
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pH(ぺーはー)
- 養液の酸性やアルカリ性の度合いを表す単位。0~14の段階で表し、pH7が中性で、数字が小さくなると酸性の度合いが強くなり、大きくなるとアルカリ度が強まる。
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ベッド
- 畝のことを特に施設(ハウス)栽培ではベッドという。
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防虫ネット
- 露地野菜にトンネル被覆したり、ハウスのサイドや妻面に張って害虫を防ぐネットのことで、無・減農薬栽培に最適の資材。
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北海道厚生農業協同組合連合会
- 「農民の健康保持と生活文化の向上」を目的として設立され、病院の設置・運営(厚生病院)や総合的な医療・保健・福祉の提供など、さまざまな活動を行っている。
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北海道農業信用基金協会
- 農業信用保証保険法に基づく法人であり、JAなどの融資機関や、道、市町村からの出資によって設立された公的な保証機関であり、北海道を区域として債務保証業務を行っている。
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北海道農政事務所
- 札幌市にある農林水産省の地方支分部局の一つである。農業土木を除く農政全般について北海道地域を管轄する。法令上は地方農政局に準ずる。
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北海道信用農業協同組合連合会
- 「組合員農家の経済的・社会的地位の向上および食料生産基地“北海道”の生産基盤拡充への寄与」「JA信用事業機能強化に向けての支援」「地域社会の発展に寄与する農業関連産業・北海道経済を担う企業へのサービスの提供」を行っており、協同組合組織の農業専門金融機関として、会員JAとその構成員である農業者の経営と生活の向上を図り、国民経済の健全な発展に寄与する事を目的とした組織である。
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北海道農業協同組合中央会
- 北海道JAグループの総合指導機関として位置づけられ、その役割は「農業協同組合及び農業協同組合連合会の健全な発達を図る」というものであり、公共的性格の強い非営利の農協法上の法人である。
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北海道米安心ネット
- 北海道のお米は、生産者とJAとホクレンが協力して安全なお米づくりに取組んでいます。さらにその安全性を検査し、ホームページ上で栽培内容や取組み生産者などを公開しています。北海道米の「あんしん」を守るための確かなネットワーク。それが「北海道米あんしんネット」です。
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ホクレン農業協同組合連合会
- 生産者への営農活動支援を根幹としており、生産現場に不可欠な資材やエネルギー供給、技術面や情報面でのバックアップなど、農産物・畜産物を安定的に生産するためのサポートを行っている。また、消費者へ食を安定供給する役割もあり、北海道内外に北海道産の農畜産物の供給のほか、幅広いPR活動や地域の社会貢献(社会事業)なども行っている。
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ポジティブリスト制度
- 食品衛生法に基づく残留基準値等が設定されていない農薬等が一定量(0.01ppm)以上含まれる食品(農産物)の販売等を原則禁止する制度。
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圃場(ほじょう)
- 作物を栽培する田畑。
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補植(ほしょく)
- 定植後の畑で欠株となったところに再度苗を植える作業。
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北海幹線用水路
- 1928年に完成された北海道遺産である日本最大の農業用水路。赤平市住吉地区の空知川から最大毎秒44t取水。赤平市から南幌町まで南北約80kmの水路。
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ポテトピッカー
- ばれいしょの収穫機の一種で、ポテトデガー(いも堀り機)で塊茎を堀上予乾した後拾い上げる機械。
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マークアップ
- 輸入を行う国家貿易企業が徴収する輸入差益(買入価格と販売価格の差)のことで、実質的には関税に当たり、内外価格差を埋める役割を担っている。日本では米・麦については農林水産省総合食料局が、乳製品については農畜産業振興機構が、マークアップを徴収している。
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枕地(まくらじ)
- 畑の両端で機械が旋回時に使用する場所のこと。
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マニュアスプレッダー
- 堆肥をばらまく機械。
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間引き(まびき)
- 苗床や畑で作物が生育に適切な栽植密度となるように作物を抜き取る作業のこと。
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マメシンクイガ
- 蛾の一種で、成虫が大豆の莢に産卵し、孵化した幼虫が莢内のまめを食害する害虫。年1回発生し、8月上旬から9月上旬にかけて成虫が現れ、主として若い莢に産卵する。幼虫は体長10mm内外で乳白色であるが、老熟すると鮮やかな橙赤色になる。
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マルチ
- 地温を制御したり、土壌水分を保持したり、雑草害を軽減するためにワラやモミガラ、ポリエチレンフィルムなどの資材を用いて株の周囲や畝の上を覆うこと(またはその資材)。【類】マルチング。マルチ栽培
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密植(みっしょく)
- 畝幅や株間を狭くして栽培すること。密植すると収量は上がるが病害が発生しやすくなったり品質が低下することが多い。【対】疎植。
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ミルキングパーラー
- 放し飼い方式で飼養される乳牛を搾乳するための部屋のこと。
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無機肥料(むきひりょう)
- 鉱物質の肥料。または動植物を焼いて得る無機質の肥料。チリ硝石・硫安・過燐酸(かりんさん)石灰・草木灰(そうもくばい)など。
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無条件委託販売
- 無条件委託販売とは、農業者がJAに条件を付けずに販売を委託するものです。その売る値段、時期、販売先について指定することなく、JAの自由判断に任せます。
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無料職業紹介事業
- 手数料又は報酬を受けないで、求人者と求職者との間を雇用関係が円滑に成立するように第三者として世話をする事業。JAいわみざわでは平成29年度より実施している。
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免税軽油
- 農業や林業などの使用者が、動力耕うん機等の動力源などの用途に軽油を使用する場合、軽油引取税が免除されている軽油を免税軽油という。(1リットル当たり32.1円)
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もぎたて市
- Aコープ店内にある、JAいわみざわ生産者が作った野菜や加工品などを販売するコーナー。
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基肥/元肥(もとひ)
- 作物の播種前や植付け前に施肥する肥料。作物の初期生育に重要な役割を果たす。
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籾殻(もみがら)
- モミ摺りして玄米を取り出した残りがモミガラ。ケイ酸を多く含む有機質資材である。
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誘引(ゆういん)
- トマト、きゅうりなど立て作り(茎葉を垂直方向に伸ばして栽培する方法)をする作物で支柱やネットに茎や蔓を結束する作業。かぼちゃ、すいか、メロンなどで蔓を一定方向に誘導する作業も誘引という。通常、整枝作業と同時に行われることが多い。
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有機肥料
- 動植物など有機物により製造された肥料。
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遊休農地
- 耕作の目的に使用されておらず、今後も耕作の目的に利用されないと見込まれる農地。
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融雪剤
- 融雪促進のために使用する剤。
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幼穂(ようすい)
- 稲が将来成長し、穂となる部分。幼穂形成期=稲の中で幼穂が2mmに達した時期。
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葉面散布(ようめんさんぷ)
- 植物は通常根から吸収する養分を、葉の表面から吸収して体内に取り込むことができる。この性質を利用し、液肥を直接葉面に施用すること。根の機能が損傷を受けている場合には極めて有効。アミノ酸含有の葉面散布は発根作用もある。
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ヨーネ病
- ヨ-ネ菌を原因とし、反すう動物に慢性の頑固な下痢、乳量の低下、削痩、貧血を引き起こす。治療法はなく、感染牛の殺処分及び汚染物の徹底した消毒が有効である。
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浴光催芽(よっこうさいが)
- 種芋を乾燥条件下で太陽光線に当て濃緑色で太く短く丈夫な幼芽を育てること。【類】浴光育芽。
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予冷
- 野菜や花は収穫後も呼吸してエネルギーを消費し、同様に鮮度や栄養分等を低下させます。この呼吸を抑え、新鮮さと栄養分を保つために野菜を冷やす必要があるため、野菜や花を収穫直後、出荷・貯蔵前に所定の品温まで冷却する。
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ライスセンター
- 収穫した米の乾燥・籾摺もみすりなどの調製をするための共同施設。
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LA(ライフアドバイザー)
- JA共済について専門的な知識を持ちコンサルタント的な役割を担っているJA職員。
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ランナー
- ストロンともいう。えき芽が伸長して地上を横に伸び、節または先端に小植物体を作る。オリヅルランやイチゴなどがあり栄養繁殖に用いられる。
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リスク管理積立金
- JA事業の信頼性の維持向上と自己責任体制を確立するため、将来のリスクに備えて積立てている財源(純資産/利益剰余金)。
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利用事業
- カントリーエレベーター、ライスセンター等の運営。需給調整や付加価値の向上のために、生産物を一定期間貯蔵・保管したり加工したりします。
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粒剤(りゅうざい)
- 粒状に加工した農薬で、散粒器や手でそのまま使用できる。除草剤や殺虫剤でも土壌に施用する農薬では粒状の形をしたものが多く、使用が簡便である。
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緑肥作物
- 土壌を肥沃化することを目的に栽培され、堆肥のように腐熟させずに土に鋤き込まれる作物。エン麦、ソルゴー、キカラシ、ひまわり、とうもろこし等がこれにあたる。有機物の補給、連作障害回避などにつながり、次作の増収・品質向上の効果がある。
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輪作(りんさく)
- 別種の作物を一定の順序に従って栽培すること。主な目的は土壌病害虫による被害を避けることなので、同じ科に属する野菜(例えばキャベツとはくさい)を輪作しても土壌病害虫が共通していることが多いので輪作の効果は低い。【対】連作【空知型輪作】水田地帯である当地域の特徴を生かし、田畑輪換を柱にした輪作体系。「水」の力により、雑草や病害虫の発生抑制を行う。
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レーザーレベラー
- レーザ装置の自動制御により、高低差±2.5cmの精度で水平均平を行うことが可能。また、勾配機能付の発光機を選ぶことで傾斜均平ができるため緩傾斜圃場として仕上げることも可能。
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冷害
- 冷害には遅延型と障害型がある。遅延型は、田植え後から長期間低温になり生育が遅れ、出穂が出穂限界よりも遅くなり、十分に登熟する前に初霜がきてしまう冷害。障害型は、幼穂形成期から出穂後穂揃い期までの低温で、花粉などの生殖細胞が障害を受け、不稔モミが多発する冷害である。
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連作・連作障害
- 同じ作物を同じ場所で連作すると、多くの場合作物に病気や栄養障害などの障害が発生すること。
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ロータリー
- 日本で普通に耕耘機といえば、ロータリーによる耕耘機を指すほどとてもポピュラーです。ロータリーによる耕起は、深耕効果が低いが地表に撒いた堆肥等の攪拌効果は高い。また、水田の耕起についてはロータリー1つですべての作業を済ませられ、耕起後の圃場表面は平らになり、整地作業が不要な特徴を持ちます。
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6次産業化
- 農林漁業の6次産業化とは、1次産業としての農林漁業と、2次産業としての製造業、3次産業としての小売業等の事業との総合的かつ一体的な推進を図り、農山漁村の豊かな地域資源を活用した新たな付加価値を生み出す取組みです。
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わい化栽培
- 植物体の成長を抑制し、樹形をコンパクトに抑える栽培法。りんごなどで一般的。
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脇芽(わきめ)
- 葉の付け根にできる芽をいう。【類】腋芽(えきが)・側芽(そくが)